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サスケハナ(USS Susquehanna、サスクェハンナとも)は、アメリカ合衆国海軍のフリゲートでポーハタンは準同型艦。黒船来航時、旗艦としてマシュー・ペリー提督(実際には代将)が搭乗していたことで有名。船名は、主にペンシルベニア州を流れるサスケハナ川から取られた。サスケハナは、アメリカ原住民の言葉で「広く深い川」を意味する。 この艦はサスケハナの名がつけられた最初の艦で、その後第一次世界大戦時、第二次世界大戦時それぞれに「サスケハナ」の名がつけられた艦が就役している(輸送艦および補給艦)。 == 概要 == 日本では「蒸気船」や「黒船」という呼び名で有名。黒船の名の由来は木造の船体に塗られた防水・腐食防止用のピッチによる。 帆走と外輪式蒸気機関推進併用の、3檣の機帆船で、艦種はフリゲートである。船体中央部に煙突を1本持つ。 就役後東インド艦隊の旗艦となった。そして1853年、1854年に日本に来航。その後1856年に地中海艦隊の旗艦となった。 1861年に南北戦争が勃発するとアメリカに戻り、大西洋封鎖艦隊に配属された。南北戦争中は主に大西洋で活躍し、その後1868年に退役した。そして1883年9月に売却され、スクラップとなった。 ペリーが来航した下田港には、この艦を模した遊覧船「黒船サスケハナ」が就航している。 なお、現代のフリゲートは駆逐艦より小型の戦闘艦を意味するが、帆船時代のフリゲートは戦列艦に次ぐ大きさであり、またサスケハナのような蒸気フリゲートは帆走の戦列艦に匹敵する大きさで、当時としては最大クラスの巨艦であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サスケハナ (蒸気フリゲート)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 USS Susquehanna (1850) 」があります。 スポンサード リンク
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